読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
捕まえられない掏摸の話を日限の親分から聞いた若だんな。一方で妖たちは若だんなを喜ばそうと三手に別れて街へ品物を探しに行く「いっちばん」。品比べをすることになった長崎屋と二店の物語「いっぷく」。若だんなを攫った天狗と狐の小競り合い「天狗の使い魔」。菓子作りの修行に出た栄吉は、後から入ってきたにも関わらず菓子作りの上手い八助に思い悩む「餡子は甘いか」。雛屋のお雛が現れるもその塗り壁化粧がなくて人々は目を剥き、その上婚約者のいるお雛に惚れる人物が現れて……「ひなのちよがみ」。
段々文章が幼い感じになってきている気がするんだけど、気のせいかな。
若だんなが相変わらず大事にされてるけど、今回は結構がんばった感じだと。かわいい話は表題作「いっちばん」。若だんなが愛されてる。なんとなく好きなのは栄吉が思い悩む「餡子は甘いか」。栄吉が苦しむのは切なかった。小気味よかったのは「いっぷく」。意外なラストでおおっと思った。
そしてそろそろ若だんなの恋愛面の話をー! 「ちんぷんかん」収録の「はるがいくよ」も良かったけどー!
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