読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

環境保護活動を行う学生の一人であるジャスティンは、仲間たちとともに森林伐採が行われるアマゾンで抗議活動のためにやってきた。しかし数々の不正と裏切りに見舞われ、帰国することに。だが乗っていた飛行機が密林に墜落、かろうじて生き残ったジャスティンたちは救助を求めるが、そこにいたのは人間を食べる習慣のある人々で……。
ぐっちゃぐっちゃぐっちゃの民族系グロ。独自の習慣を持って暮らす人々は『ミッドサマー』と同系統だと思うんですが、こちらはもっと原始的で、美しさよりも生々しさが際立っていて正直人間の中身ってこうも汚いんだなと思わせるという……。
脱出を試みるメンバーがかなり多い、すなわち犠牲者がめっちゃ出る。どんな作品も面白さを優先させると焦点を絞る必要性が出てくると思うんですけれども、ホラーやグロ作品って大勢が犠牲になる展開が見たいときってないですか。発言がやばい自覚はある。
原住民の残酷な生活習慣や宗教観を重点的に描いているのでお話はそれなりに、という印象でした。最後にジャスティンが偽証したのってやっぱり保身かなあ、それとも続編への伏線かなあ。
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夏、海辺の町で暮らす中学一年生の島田典道は友人の安曇祐介から及川なずなに告白しようと思っていると告げられる。なずなから花火大会に誘われた祐介だが、途端に怖気付き、典道には知られないよう画策した上でなずなとの約束を破ってしまった。一方典道は祐介に促された病院でなずなと会い、友人の仕打ちを知る。そのとき、怒りに任せて投げつけた不思議な玉がもたらしたのは、同じだけれど少し違う一日を繰り返す力で……。
やり直しを繰り返し、少女との別れを無意識に回避しようとする少年の物語。
ループもののよさって繰り返しても変わらないもの、繰り返しても得られないもの、届かないものや消えたものだと思うんですけれども、この作品は登場人物がみんな中学一年生と幼いからか無意識の行動が多く、ここまでなずなに対して必死になる気持ちや、なずなの逃避感情についてが「感じ取って!」というものになっているのが、ちょっとわかりにくかったかなあと思いました。作中で典道なりなずななりが成長して、どんなに頑張っても望む未来は得られない、となったらよかったんですけれど、最後まで「感じ取って!」でしたね……。年齢が幼すぎたかなあ。なずなの言動が小悪魔的で、あんまり好きな造形じゃなかったのがなんとも。
ここぞというシーンの幻想的な美しさやあやしさがとても素敵でした。

高校二年生の羽柴夏樹、松永智也、片倉恵一、直江剛は仲良し四人組。ある日夏樹が同級生の小早川杏奈に恋をして、不器用ながらも一生懸命に距離を詰めるのを友人たちは応援する。杏奈に思いを寄せる親友の筒井まりや、剛の彼女の浅井幸子も一緒になり、高校生活を満喫。彼らの関係は緩やかに変化しながら未来へと進んでいく。
アニメは視聴済み。
映画は映画で、上手く物語の重要なエッセンスを改変しているなあという印象でした。ただアニメでいいな、面白いな、と思ったエピソードが尺の都合上削られているのがちょっと寂しかったり……。じっくりゆっくり日々の変化やすれ違いを描いてくれるのが楽しい作品なので……。
夏樹がとても人の良さそうなお顔でほっこり。こんな風に一生懸命になられると微笑ましいですね。
そして杏奈が恋しちゃうのも納得の美少女ぶり。天然なミステリアスさはないものの、これはこれでよき!
そして笑っちゃった田淵先生とのシーン。実際にいたらアウトな先生ですが、顔が怖くて口は悪いものの生徒思いのいい先生でした。

小学生の頃のクラスメイトからかかってきた一本の電話。「覚えている?会おうって約束したこと」。その声から蘇る、憧れだった美少女の顔。それはノストラダムスが人類滅亡を予言した一九九九年七月の出来事だった(「一九九九年の同窓会」より)。他人の不幸は蜜の味。甘い六篇が詰まった著者初の短篇集。(Amazonより)
かつて好きだった同級生からかかってきた電話。だがそれを「詐欺だから気をつけろ」と警告された、その出来事を小説にして成功したものの……「一九九九年の同窓会」。
ダイエット食品によって激痩せに成功し、長い付き合いの友人たちから一つ飛び抜けたと優越感に浸るヨシエ。だが彼女を取り巻く嫉妬がやがて襲いかかり……「いつまでも、仲良く」。
絡み合う男女の恋愛模様。他人の色恋沙汰ほど面白いゴシップはないと考える人々が起こした、「シークレットロマンス」。
仲の良い友達だった琢磨と淳。だが琢磨は思いを寄せる由布子と急接近したことで、二人の友情に亀裂が入り、あの事件が起こった。そうして戻ってきた淳は琢磨「願いを叶える」と言って……「初恋」。
近々破局しそうな恋人たち。だがとある事件をきっかけに男は殺人を犯す。いったい彼の身に何があったのか?「小田原市ランタン町の惨劇」。
家電メーカーが運営する育児サイトの掲示板管理人の仕事をすることになった私。だがその掲示板は毎日問題のある投稿が繰り返されて炎上しており、私は毎日神経をすり減らしていた。ネットの悪意はやがて実際に私のもとへひたひたと近づいて……「ネイルアート」。
「イヤミス」の名を冠するように、本当にいやーな気持ちになる短編集。だいたい生理的に気持ち悪かったり血が出たり殺人が出たり、と最後の最後まで「おおう……」という気持ちにさせられる。
ありえないだろうと感じるオチもありましたが、やっぱり女性同士のどろどろをじわじわ描いた「いつまでも、仲良く」が一番いやあな感じでよかったです。女友達のパワーバランスもそうですが、最後の最後に、やっぱりそこかあ、という。

華族家の当主と使用人——文子と正章の主従関係は、正章が伯爵家の血を引くと判明し逆転した。当主になりかわった彼はオスの本能に目覚め文子の身体を征服。「男」として生きてきた矜恃を汚すように、「女」としての官能を刻まれて……。絶望する文子に英国人青年の求婚が!駆け落ちする寸前、怪物じみた独占欲を剥き出しにした正章が現れ、文子を監禁。底知れぬ執着愛の果てとは!?(裏表紙より)
内容紹介がほぼストーリーですが、読んでみると考えていた以上にどろっどろのぐっちゃぐちゃ、サディズムとマゾヒズムが入り乱れる、歪んだ執着の物語でした。こういうのをTLで読めるのが面白いなあと思います。
女系華族家に生まれた末子の文子は後継の「文人」として生きていたが、父伯爵が亡くなる直前、妾が産んだ直系の男子として奉公人だった正章が名乗りを上げた。以前から文人の本当の性別を知っていた正章を執拗にいたぶるという歪んだ関係だったのが、立場が変わったことで「文子」として正章に踏みにじられるようになる。
時代が近代、大正くらいなので、男性として育った文子が女性に戻った後の違和感や価値観のずれへの葛藤が作品に強く生きていて、性行為への疑問を抱かせるストーリーなのが見事。TL小説では当たり前に描かれる行為も、支配する/される、という強者と弱者の関係に陥ってしまえるものだという……勉強になりました。

まる子のクラスメート、大野と杉山は運動神経抜群なクラスのムードメーカーで息の合ったコンビとしてみんなが一目置いていた。運動会では応援団長と副団長を務めるが、騎馬戦で負けてしまったことで二人はすれ違う。秋、冬と過ぎ、クリスマスの合唱コンクールで大野がピンチに陥ってしまった。しかしそれを助けたのは杉山で……。
1990年の作品。一番最初の映画かな?
クラスの中のモテ二人組(だと幼い頃は思っていた)の大野くんと杉山くんの友情とすれ違いと別れのお話。男子の友情をほのぼのと見守り、まる子の叱咤におっと思ったり、思いがけず楽しかった。
ただこうして見ると、作られた年代、原作の連載当時のことを思うと、内容や価値観って大きく変わっているんだなあと思いました。「女は黙ってろ」なんていう台詞、いまじゃ絶対出せないと思うな。

ALOで水中クエストに挑むことになったキリトたちだが、リーファが水は苦手だというので泳ぐ練習をすることに。アスナ、リーファ、シリカ、リズベットは現実世界で顔を合わせ、学校のプールで練習に励む一方、キリトは菊岡に呼び出されこれまでの出来事を報告させられていた。
ALO編までのまとめ。水着できゃっきゃする女子たちの光景を挟みつつ、SAO、ALOでの出来事を振り返る内容。
アリシゼーション編まで見ているとSAO時代のことが懐かしい。そういえば二人はそこまで進んでいましたね……。
女子たちのきゃっきゃしたシーンのあと、キリトと菊岡が接近しているシーンを挟むのにものすごく製作の意図を感じて苦笑いしてしまった。まあいい人ですけどね、色々暗躍しているけれども。
「終末のワルキューレ」
進歩の兆しがない人類を見限った神々は終末を与えることにした。だが戦乙女のブリュンヒルデが異議を唱え、神と人との戦いによって行く末を決めることを提案する。かくして神々と、人類と戦乙女が戦うラグナロクが始まった。
神話、伝説から強いやつを集めて戦わせようぜ! というバトル作品。絵が濃いし登場する神側の人選がちょっと外している感もあり、見ていてなんだかちょっと妙に笑ってしまう。
とにかく十三回勝負して決着をつける必要があり、第一シーズンは第三回戦までなのでまだまだ始まったばかりというところでしょうか。ワルキューレの皆様、美人で強くて素敵なんだけれど個性的すぎて愛でるには……うん。かっこいけどね!
進歩の兆しがない人類を見限った神々は終末を与えることにした。だが戦乙女のブリュンヒルデが異議を唱え、神と人との戦いによって行く末を決めることを提案する。かくして神々と、人類と戦乙女が戦うラグナロクが始まった。
神話、伝説から強いやつを集めて戦わせようぜ! というバトル作品。絵が濃いし登場する神側の人選がちょっと外している感もあり、見ていてなんだかちょっと妙に笑ってしまう。
とにかく十三回勝負して決着をつける必要があり、第一シーズンは第三回戦までなのでまだまだ始まったばかりというところでしょうか。ワルキューレの皆様、美人で強くて素敵なんだけれど個性的すぎて愛でるには……うん。かっこいけどね!

竜と絆を結びし人々――竜使い。彼らの故郷である翡翠の里が一夜にして滅びた。ただ一人生き残った少女ミュースは、里を滅ぼした者たちへの復讐を誓い、旅に出る。そして二年。〈千年凍土〉の奥深くで、かつて三つの国を蹂躙した禁断の黒竜シャグランの封印を解き放つ。美しい青年の姿で現れたシャグランは、ミュースに問う。「俺が欲しいか、小娘」それが大きな罪であると知りながら、ミュースは頷く。「いいだろう。ならば、俺はおまえのものだ」悪鬼にも等しい竜を道連れに、ミュースはゆく。これは、血と慟哭と、愛の物語。(Amazonより)
竜使いの里長の娘に生まれたミュース 。だが一族と里が一夜にして滅び、ただ一人生き残ったミュースは復讐を誓って、封印された黒竜シャグランを解放した。伝説では悪として語られるシャグランは、しかし伝承の残虐性とは裏腹に不器用な優しさや気遣いを見せてくる。復讐の道を進むミュースの強張った心に、彼の存在は大きく影響し始めるが。
最高の! 人と竜のお話!!! こんな素敵な作品があったなんて知らなかったー!! 一巻しか出ていないのがくやしいいいいいい!!! 続きが読みたああい!!!
三つの国を滅ぼして封印された残虐な黒竜(人間の姿だと長髪美青年)。
復讐を誓った放浪の果てに枯れ枝のようになりつつも心を燃やす里長の娘(どうも彼女自身知らない役目を課せられている様子)。
この! 二人が! 「俺が欲しいか」「欲しい」と! 力を欲してぎこちなくも主従関係を始めて! 本当に心をつなぎ合わせる過程が尊すぎてうおおおおお!!!(大興奮)。
口が悪くて粗暴なシャグランが、ちゃんとミュースを見ていて、かつての主人と重ね合わせつつ優しくして、武器として戦うところがもう、もう! 隠していることはちゃんと話してあげてよおおおおと何度がくがく揺さぶってやりたくなったか。国を滅ぼさなくちゃならないわけがあったんだろうなあ、それは翡翠色の瞳の持ち主に関わることなんだろうなあ、なんだったら裏切り者ユージーンの理由に関わるに違いないよなあ! と妄想が膨らむ。
よき竜×少女の作品でした。竜好きの方におすすめしたい。