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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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カオス レギオン 聖戦魔軍篇(富士見ファンタジア文庫)
 銀髪の男の腕に抱かれ、女はまるで眠っているように見えた。
 その胸から流れ出る血は、すでに勢いを失っている。
 男は凄まじい形相でこちら——赤髪の男が手にした聖咎の剣(インドルガンツィア)を見つめた。血に濡れた剣は、二人を戻れない未来へと誘ってゆくのだった……。
 天界と堕界を分かつ混沌(カオス)の大地、アルカーナ大陸。その地で、赤髪の黒印騎士(シュワルツ・リッター)ジークはある男を追っていた。名をドラクロワ。かつて理想を掲げ合い、共に戦った友。だが、今は倒すべき相手。二人の間に一体何が? その決着とは?
 一途ゆえに切ない者たちの戦いが今始まる! 消せない絆を賭けた、大軍勢バトル・ファンタジー!! 招け、《軍勢(レギオン)》!!!(カバー折り返しより)

このシリーズ、時系列が分からなくてどこから読んだらいいものかと悩んだんだが、完結してるっぽい無印を読んでみた。
ジーク、ドラクロワ、シーラの悲劇の前提があって、物語はドラクロワを追うものとなっている。回想が挟まるのでその辺りちょっとしんどかった。本当にアニメとかの『回想』みたいな書き方だったので。
物語はとっても熱かった! ノヴィアの事情が簡単に書かれているだけなので、多分数字の巻に入っているんだろうと思っている。ジークの過去に焦点が当たっているので、ジークという人物がどういう人物かよくわかるものだったし、これはジークの物語だったんじゃないかなあ。ジークと、ドラクロワと、シーラ。ラスト良かった。ベタと言われても良かった。ジークが過去から続く現在に囚われていたのだから、現在から続く未来に何を見出すかというのももっと見たかった気がする。
とても面白かった!
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