読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
エリザベス・カラーを
首に巻いた少女たちが
この世に解き放たれた——。
少女ファッション誌「ゴシック&ロリータバイブル」に掲載された傑作短編に、単行本未収録分を加えた決定版! 怪奇、不条理、恋、愛、夢、妖精、ロック……、とびきりロマンティックでスイート、だけど可笑しくって、ときどきどこか哀しい20編。オシャレでキュートな物語をめいっぱい詰め込んだ、大槻ケンヂの幻想劇場へようこそ。(裏表紙より)
裏表紙のあらすじ文がキラッキラしてて眩しいぜ。
すごーく面白かった! すごい。うまい。これだけあっさり読めるのに楽しいってどういうことだ。
最初に収録されている「巻頭歌——エリザベス・カラーの散文詩」がちょっとビクッとしてしまってまさかこういう話ばっかりか! とどきどきしたんだけれど、笑えるし泣けるしびっくりするしという話がたくさん詰まってて全然飽きなかった。
「戦国バレンタインデー」は留名(おうすごい名前)が「やあ、ワシは神様じゃ」の台詞で登場した神様によって戦国時代に飛ばされ、自決の時を待つお姫様と侍の交流を描く。べたなのにときめいた。ラストがとてもいい。
「二度寝姫とモカ」はファンタジー。短編ならではの素敵な話。猫いいよ猫。猫とお年寄り最高。
本当に楽しかった! オススメありがとうございました!
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