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神様の御用人 (メディアワークス文庫)
神様にだって願いはある!
だから御用人は今日も行く!
 神様たちの御用を聞いて回る人間——“御用人”。ある日突然、狐神からその役目を命じられたフリーターの良彦は、古事記やら民話やらに登場する神々に振り回されることになり…!?
 特殊能力もない、不思議な力を放つ道具も持ってない、ごく普通の“人間”が、秘めたる願いを持った神様たちにできること。それは果たして、助っ人なのかパシリなのか。モフモフの狐神・黄金とともに、良彦の神様クエストが今幕を開ける!(裏表紙より)

神様ものの走りだったのかなあなどと発行日(2013年12月)を見ながら思う。
神様の願いを聞き届ける御用人になった、良彦。社会人になって膝を壊したことで会社に居辛くなり、辞職して現在はバイト生活。元御用人だったという祖父の伝手で選ばれることになってしまった良彦が、自分を探しながら神様と触れ合うお話。
良彦がごく普通の若者だというのがいいなあと思います。みんなが迷うことを迷っていつかきっと自分らしい答えが出せるんじゃないかな、なんて見守る気持ちで読んでました。
神様でも現代の人間社会に興味があるんだなあと微笑ましいシーンやエピソードがたくさんあって、特にネトゲをやる一言主神はちょっと笑ってしまった。そしてあの神様らしい雄々しいシーンなんですから、うまいなあ。
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Author:月子
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