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貴族デザイナーの華麗な事件簿 ロンドンの魔女 (富士見L文庫)
 19世紀末のロンドン。伝統と革新が渦巻くこの街の一角で、仕立て屋を営むジェレミーの店には、風変わりな人物が入り浸っている。彼の名はエドガー・ノースブルック。貴族でありながら、先見の明と奇抜なアイデアを併せ持つ、自称デザイナーだ。
 2人はある日、客の実業家から、最近雇ったメイドが「自分は17世紀のセイラムで魔女狩りに遭った」と言っているという話を聞く。折しもロンドンでは人体が突然発火するという奇妙な事件が続発していた。好奇心旺盛なエドガーは、調査に乗り出すが……!?(裏表紙より)

近代化が進み、コルセットがやがて廃れるであろうという新しい時代を迎えつつある19世紀末ロンドンを舞台にした、貴族の三男坊デザイナー(探偵役)と仕立て屋(助手役)のミステリー。
その時代の空気が感じられる描写がとても素敵だなあと思いながら読んでました。女性たちもかなり活動的になってきていて、みんな気が強そうだなあと思ったりも……笑
エドガーがジェレミーの腕に惚れ込んで、ジェレミーはエドガーの発想に惚れ込んでいるっていうのがいいなあ。互いに尊敬できる相棒っていいですよね。
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Author:月子
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