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かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち (集英社オレンジ文庫)
雪のクリスマスイブ。母親が失踪し家を追い出された茜音は、天使のような少女の導きによって古い洋館アパート「かなりや荘」に招き入れられる。そこには心の片隅にさびしい廃園を抱えた人々と、道半ばにして亡くなった天才漫画家の幽霊・玲司がひっそりと暮らしていて…。古アパートを舞台に、歌を忘れたかなりや達が繰り広げる、優しく力強い回復と救済の物語。
傷ついたかなりや達の止まり木に、ようこそ。(裏表紙より)

タイトルのファンタジックさと、内容紹介から想像されるお話とは90度くらい方向が違う気がする……絵を描く人である主人公の茜音が、いかにしてものを作っていくか。傷ついた敏腕編集者と、天才漫画家の幽霊の少年とともに歩んでいくお話、という認識でいいのかな。シリーズもの前提とあとがきにありました。
表現活動において傷ついた人たちが集まるのがかなりや荘。女優さんもいれば写真家さんもいて、同居ものに見せかけてほとんど人物紹介で終わった気がするので、この人たちのお話も今後絡んでくるのかな?
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Author:月子
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