読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれない——。友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長してゆく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。直木賞受賞作。(裏表紙より)
再読。高校生かその時分に読んだので、ずいぶん久しぶりでした。あの頃は、もっとどろっとした、嘘みたいな青春、というような感じがあったのだけれど、二十歳を過ぎたら、ずいぶん彼らがかわいらしく、一生懸命に映った。
十四歳たちの一年を、八話に渡って描いたものです。友情、が今回の再読で強く感じた。馬鹿をやっているように見えて、彼らなりの事情がある。激しくいがみ合うことなく、自然と集まり、支え合っている、大切な時間を過ごしている四人が、とても眩しかったです。ずいぶん遠くなってしまった私自身の十四歳を思い出した気がしました。
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