読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「宰相閣下よりの書簡である。確認せよ」
王城の侍女見習いから竜が集まる辺境伯家の侍女になったメリッサ。彼女は辺境伯領の領主となった元竜騎士隊長ヒューバードの恋人になっても、相変わらず侍女の仕事と大好きな竜達の接待に精をだしていた。そんなある日、竜達に気に入られているメリッサを利用するため、王宮へ召還しようとしているという不穏な知らせが届いて——。大好きなヒューバード様や竜達と引き離されるのなら、ご遠慮申し上げます! 堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジー第2弾!!(裏表紙より)
竜という生き物と人間が共存する物語の第二巻。この話、竜を完全に脅威とみなしながら共存する人の努力が見えてすごく好き。知性ある生き物とどのように生きていくかすごく考えさせられる。
脅威ともなりうるので理解がある人たちは竜を大事にするし、竜に認められた人をも大事にするんですが、そうとはわからない人たちに振り回されることもあり。今回はそれが青の怒りを買って、というお話です。いやあもう、護衛騎士ポールの行動は「ばっっかやろう!」とか「なんてことしてくれた!」「やらかしてくれたなあ!?」みたいなやつですよね。そういう状況じゃないんですけど笑っちゃった。部外者とは得てしてそういうもの……。
竜とのエピソードは楽しく、ただ後半の青の寝屋については切なくて……。飾ってあげられて本当によかった。青の成長が楽しみです。
メリッサのお披露目もあり、ヒューバートとの恋の進展も楽しみです。
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