日常で遭遇するちょっと不思議な奇妙な出来事。手術後にすれ違った患者たちはどこへ? テレビ局に現れるのは? ベランダに出てくる美しい奥さんの姿が見えなくなって……? 婦人公論に連載されたエッセイを単行本化。
日常の怪談話。幽霊が見える、感じるという人が著者を含め多数登場するので、そういう出来事が起こりやすかったりするのかなあ。
しかし結構簡単にすれ違ったりしているのに、気付かなかったりスルーできたりするのは、工藤さんの心臓が強いのか、遭遇しすぎてそれが普通になったのか。そんな風に思いながらも、私が気付いていないだけで、周りでは奇妙な出来事が起こっているのかもしれない。
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