読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
春の卒業式を終え、貴族院の図書館は静けさを取り戻していた。司書を務める教師ソランジュはローゼマインが入学してからの、刺激に満ちた一年間を振り返る。「今年の貴族院は特別な思い出がたくさんあります」本編とは異なる視点で描かれる学園生活。ヴィルフリートやハンネローレ、オルトヴィーンといった一年生の領主候補生たちを中心に、ローゼマインの側近たちや、エーレンフェスト寮の学生、寮監なども登場。貴族院の知られざる毎日が今、鮮やかに蘇る!
本編の二年生を目前に控え、思い出噺に花が咲くビブリア・ファンタジー!
大幅な加筆修正に加えて、書き下ろし短編×10編を含む合計18編を収録した、シリーズ初の番外編!椎名優描き下ろし「四コマ漫画」も収録!(カバー折り返しより)
時期としては貴族院一年生、ローゼマインが全員で最速合格を目指していた頃から、エーレンフェストに呼び戻されている間のこと。
ヴィルフリートがめちゃくちゃ大変だった描写や、オルトヴィーンとの交流のこと。トラウゴットの辞任事件における当人してんの話。ダンケルフェルガー側の動き。アンゲリカの神殿での生活や、ユーディット、ローデリヒたち側近の気持ち。そしてめちゃくちゃみんなが気になったであろう、ハルトムートの婚約に至る経緯の話。
読んでいると先のことを思い返してちょっときつくなる話もありましたが、合間合間に挟まる、どこまでも間の悪いハンネローレの話に癒されました。可愛いなあ。やっぱり本好きということではなかったのね……。優しいなあ、ハンネローレ様は。でもエーレンフェストの本を面白いと感じてもらえたのは本当みたいでよかった。
PR