読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
嵐の翌日、デヴィットは息子のビリーを連れ、隣人のブレントに頼まれて街まで車を出した。スーパーで買い物をしていた彼らだったが、何故か店内は停電。やがてサイレンの音が鳴り響き、街は霧に包まれる。霧の中から店内に逃げ込んできた男は、霧の中に何かいると告げ、客たちは全員スーパーに立てこもる。だが外に出るべきだという意見や、店内に残るべきだなどと意見が衝突し……。
後味が悪い。最高。象徴的で好きなタイプの作品だった。
絶体絶命の状況で大勢と立てこもり、息子の命を脅かされる父親。狂信者たちとの争い。外の世界の脅威。果たして父子はサバイブできるのか。「起こってほしくない」ことが起こるのはさすがです。そして人間関係の描き方がえげつない。この状況、絶対不幸な出来事しか起こらないやつー……。
やっぱりラスト15分がすごい。希望を抱いて走り出したにも関わらず、諦めてしまった者は報いを受ける。そんな象徴のようなラストだった。どんな危険も顧みずに突き進む者、あるいは狂信的に信仰する者は、信じるという点でご加護があるんだろうなあ。さすがにエンドロールが流れたときは呆然としましたが、面白かったです……気軽に言えないけれど……。
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