読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
おじの借金のカタに、王貨五枚で身売りされてしまった少年・フィン。身売り先のマスターである男が言うには「世間では私のことを死神と呼ぶ」。——人が死神になるのは、どうやら不可能ではないらしい……。かくして男に弟子入りしたフィンだが、いつも人形を抱いていて、自分の代わりに人形に喋らせているマスター本人をはじめ、周囲は摩訶不思議なことだらけ。おまけに、相性最悪な少女まで死神の弟子を志望してきて…!?(裏表紙より)
少年が主人公の死神ファンタジー。やっぱりどこかほろりとする、人々の茶目っ気たっぷりで、愛おしい優しさが描かれていて、ああ、やっぱり樹川作品はすごく好きだな、と思う。
フィンは、子どもらしい子どもだな、と思いました。自分がうまく世を渡っていけると思っている。それが、素直じゃないマーリと一緒になると本当に年相応で、すごくいいな、と思いました。本人たちはすごく迷惑そうですけれど。
結末の付け方は若干不思議なのですが、やっぱりそうだったかあと思わずにはいられず。大人になったマーリがどんななのか、すごく見たかった。
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