読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
騎士団の前で強大な魔力を見せつけたことで、マインは貴族の間で注目を集めていた。だが、我関せずとばかりに、本を作る情熱は高まるばかり。より多くの人々に安価で本を届けられるよう、印刷技術を向上させていく。
その結果、マインの利用価値を狙う者が出現。危険を察知した神官長は、彼女を神殿に匿うことにする。家族と離れた、マインの長い冬篭り生活が始まるのだった。
誰もが本を読める世界へ——その始まりを告げる「金属活字」の完成。厳しい寒さを乗り越え生まれる、マイン一家の新しい「命」。
春の訪れと共に、今後の未来を予見するビブリア・ファンタジー転換の章!書き下ろし番外編×2本収録!(カバー折り返しより)
ついに金属活字の登場! しかし印刷技術はマインが貴族の養女になるまでお預け。マインがまったく外の世界を知らないだけで、結構殺伐とした世界っぽいなあここ。自国や、ましてや他国の情報なんて入ってこないよね。情報って、文字って、伝達するってすごい。
なんだかんだと甘やかしてくれる神官長がいい感じだなあと思いました。厳しいことは言いつつも、しっかり仕上げてくるマインのことを結構気に入っているんだろうな。
気になるのは、ちょこちょこ死者が出ているのにマインがあまりそれを考えないところで……本しか見ていないのか、身食いであることによる無意識の防衛本能なのかはわからないけれど、ちょっと怖くなってきた。
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