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流血女神伝 喪の女王 2 (コバルト文庫)
カリエが産んだのは、女の子だった。ザカールの宿命に従えば、男児であったはず。これは新たな女神の思惑なのか? 戸惑いながらもカリエは我が子を守るため、再び逃亡生活に入る。一方、首都ガンダルクでは、女王バンディーカがその座を長女ネフィシカに渡そうとしていた。婚儀には妹グラーシカもルトヴィアより帰国し、国中が歓喜に沸き返る中、思いがけない謀略が着々と進行していた——。(カバー折り返しより)

まだまだ序盤ですが、回る渦の外側から取り込まれつつあるカリエ。運命が彼女を目指してやってくるというひたひた感を感じる巻でした。
カリエたちが逃亡生活を送っているところが、らしくて好き。というか、やっぱりおむつの下りとかリアルで! 大変だよなあ、洗濯物は特に……。
ユリ・スカナ王家の事情が回りだして恐い。これ、絶対大波が来るよね……血族の血で血を洗う争いになるんじゃないか。グラーシカが揺れているので頼むから裏切ったり自責の念でどうにかなったりしないでくれー! と叫ぶ。
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