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流血女神伝 喪の女王  3 (コバルト文庫)
森の中で逃亡生活を続けるカリエ。途中で同行することになった伯爵と息子フィンルの存在は、厳しい旅をなごませてくれていた。だが、それも束の間、フィンルを追ってミゼーマ宮の兵士が現れた。なんでもフィンルは王太子ネフィシカの実の息子であったという。驚くカリエだったが、その兵士らを娘のセーディラが恐るべき力を放って撃退するのを目の当たりにして、さらなる衝撃を受け——。(カバー折り返しより)

ユリ・スカナの女王バンディーカの過去と、カリエを中心にした渦が刻々と姿を現し始めた最終章三巻目。バンディーカの過去編をやってくれるとは思わなかったのでびっくり。そして面白い。女王で名君で、けれどそこには軽蔑とかどうしても覆せない、手に入らないものが存在したりとかさー! たぎるよなー!
そしてカリエは、今度は修道女。ここでも、受け入れられたり愛されたりするんじゃなくて、どうしても憎しみを向ける存在がいるとか。もえるよなー。
本格的に王宮が関わってくるようなので、次。
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