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喪の女王〈5〉―流血女神伝 (コバルト文庫)
ユリ・スカナの新女王となったネフィシカに幽閉されたカリエ。さらに女王はカリエの娘セーディラとエドを手に入れようとサルベーンを追手として遣わしていた。それを知ったカリエは、なんとか宮殿を脱出しようと女王の妹であるグラーシカに取引を持ちかける。その頃、グラーシカが不在のルトヴィア帝国では、皇帝ドーンの新たな施策に不満がつのり、激動の時代が訪れようとしていた——。(カバー折り返しより)

最後の運命に向けて、刻々と迫り来るそれぞれの選択。今回はカリエは渦中から除かれて、他の人々に決断を迫るようなものが多かったかなと思います。特に、ルトヴィア側、ドーン兄上とグラーシカにも最後の時がやってきそう。……これ、どっちか死ぬのかなあ。ドーンは終わりを見据えて覚悟を持っているようですが、グラーシカはそれと認識しながら悩んでいるような感じなので、二人とも無事だといい……。でも、グラーシカは「本当は優しいのに」と評価されているから、やっぱり最後は誰かのために命をあげてしまうのだろうか。想像できてしまっていやだー!
そして、サルベーンはこれでおしまいなの……? そんなわけないよね!? ラクリゼー! 早くー!
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