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女神の花嫁(前編) 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)
女神の定めにより、ザカールの長老の子は代々男児であるはず。だが、九九九番目の子として生まれたラクリゼはなぜか女だった。“呪われた子”だとして父親の愛も受けられず、男と偽わって育てられた彼女は、その苦しさを学問の習得や武術の鍛練にぶつける。そして彼女が十二歳になった年のある夜、一人の少年が結界を破り村を訪れた。少年の名はサルベーン。ラクリゼとの運命の出会いだった。(カバー折り返しより)

ラクリゼの過去編開始。謎めいた美女で女神の僕であるザカール族のラクリゼが、どうしてカリエの運命に関わるようになったのか。本編でのラクリゼが、めちゃめちゃ強くて、綺麗で優しい女の人なだけに、この女だとばれてはいけない、長老の子として立っていなければならないと、重圧に押しつぶさそうになっている彼女は、案外普通の人なのだなあと思いました。だからこそ、何度も傷ついて立ち上がってきた強い人になるんだろう。
サルベーンがここでも謎なので、まじうさんくせーと思う。ラクリゼは痛い目を見せられるんだろうか。心配。
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