読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
夢売りは三つ目の彩輝品を手に取った。
「心の炎——その情念がかくも美しい紅輝品を生む」
夢売りの声が広間に響く。
「これは身を焦がす炎。
成し遂げられぬ夢。
誰よりも熱く、
激しい夢に身を焦がした
『復讐者の遺言』」
その生涯を賭して挑んだ夢が語られる。(裏表紙より)
王妃ハウファ、騎士見習いダカールの物語。
一つの出来事を様々な人の目を通して見ていく、まさに結晶のような物語だなあ……。
少しずつ、物語の全体が見える(話が未来へ進んでいく)のですが、最後にええええって叫びました。確かに、幸せな未来は予感できない状況だったけれど、やっぱり辛い。
その出来事に至るまでに何があったのか。太陽姫の奇跡ではなく、誰が何を成し遂げたのか、三巻で見届けたいと思います。
いやでも、ハウファの話も、かなり衝撃だった……。復習に身を焦がした女の物語ですが、なんだろう、この人は最初からちょっと歪つだったのかな……。この話に出てくる女性陣、みんなどこかしら変わってる、と言えるくらい、精神的にすごく強い人が多いな。
PR
この記事にコメントする