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銃姫 10 (MF文庫J た 4-10)
それは、最期の戦いの始まりだった”
宝石谷を遠く眺望する丘すらも包み込む轟音——。
崩落する宝石谷の光景に、アンブローシアはセドリックの無事を案じて飛びだし、砂丘の神殿を駆け下りる。しかし、待っていたのは最悪の再会。ついに対面を果たした竜王アスコリド=ミトと王女アンブローシア。冷淡に、残酷に、嘲笑するように語られるその“罠”に、アンブローシアは戦慄を憶えてセドリックの名を呼び叫ぶ。
「生き残って!!」と…。
銃と魔法の本格異世界ファンタジー、ついに全ての弾丸が打ち尽くされる!!(裏表紙より)

生き残ったセドリックと流星軍。スラファト軍、アスコリドとプルートの思惑。そして灰海での最後の戦い。銃を使わないまま激しく魔法を使い続けるセドリックは、水の精霊王と対面する。
ええええという展開の連続の後、ルーカとのひとときにほっとし、アンとの蜜月に甘く切ない思いをする。ここになってメルメットの王女という単語が出るなあと思っていたんですが、そういう方向できたか!
アンブローシアと、アスコリド、プルートとのシーンは感動しました。
「ならば、わたしはこの灰のように降る」
(中略)
「あの人の元に、たどりつくために」
ヒロイン! まぶしい! ヒロインとしてのアンはなんとなく好きじゃなかったけど、ここにきて私の理想のヒロインになった!!
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