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銃姫 11 (MF文庫J た)
夢のような日々は、思いも寄らない形で終幕を迎えた。忽然と姿を消したアンブローシアを求めて、セドリックは親友ティモシーを頼り、再び旅に出る。しかし、灰海戦でセドリックは魔力槽に深刻なダメージを受け、まったく魔法が使えない身体になってしまっていた。ただの人間に戻った彼は、それでも“絶対信仰中枢”へ向かおうとする。そのころ、暁帝国の皇帝ベルトリーゼは、十万の艦隊を編成し、御代をかけての大親征を行おうとしていたのだった。はたして、竜王アスコリド=ミトとの結婚式へ向かうアンブローシアの真意は。そして、本当の“銃姫”の正体とは!?
銃と魔法の本格異世界ファンタジー、ここに堂々完結!!(裏表紙より)

銃姫完結巻。銃姫の正体。そう来たかー……。パルメニアシリーズ、銃姫にとってはその後の時代ですけれども、初期作である遠征王シリーズから読んでいると、銃姫の真実というのは納得ができるかな、と思いました。
闇の物語、だったなあ……。銃姫で書かれた、人が最初から心に宿しているのは闇だ、というのと、遠征王で書かれた、お前の足下には常に闇があるではないか、というのと。最後に、人のために人が選んだものは……というのが、闇でありながらすべてを生きることへと押し出す選択だったということにつながって、本当にすごい物語だった。
世界を救う勇者は光の戦士という王道を、闇の属性王として、人の闇を描きつつも、きちんと救世を目指す長編になっていて、すごく面白かった!
同人誌の「わが半身の物語」も読みました。暁帝国の面々が、すごく幸せになっていてよかった! シエラとギースがどうなるのか気になっていたので、仲良かったようで何より!
シリーズ積んでて、この一ヶ月くらいで一気に読んだのですが、一気に読んでよかった。楽しかった。興奮した。今度はプリハー集めて読もうっと!
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