読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
期せずして灰海で生涯の敵と巡り会ったセドリックは、しかし同時に彼と自身とに秘められた“精霊王”の力が諸刃の剣であることを知る。殺さねばならない。けれど、殺したくはない——。葛藤するセドリック。一方、アンブローシアはセドリックとの再会の約束を胸に、暁帝国へ亡命するガリアン難民隊に同道する途中、アラベスカと遭遇、進軍する帝国軍に随行することになる。スラファト軍と交戦状態に入った流星軍、セドリックのいる“灰海”を目指して。——やがて灰色の地が炎に包まれることも知らず!! 本格異世界ファンタジー火急の第7弾!!(裏表紙より)
続々と人が集まってきて、えーもう最後の話!? 畳むの!? という気持ちで読みました。
一番よかったのはバッツとビニー(とベラドンナ)だよね! ほんっとうによかったー!!! 生きてたー!! だめ人間なんだけど、実力はしっかりあるっていうのがいいよな、この人たち。ティモシーやチャーリーも元気そうで、セドリックを支えてくれるようだ。ほっとする。
そして、エルがやっぱり怖かった……。絶対そういう風に受け取ると思ったけど、思ったけど怖いよー! セドリックは次にどう動くのか、はらはらする。
高殿さんは、闇というものを本当に大切に描くよなあ。すべてのものの心の中にあるから、闇の魔法の力は強い、という設定にぞくぞくする。
「自分のためにしか何かをできない人間は、自分以外のためになにかをする人間を越えることはないさ。俺は、そう思う」
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