読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
“幸運のさる”を見つけた中学生が次々と姿を消し、盲導犬は飼い主の前で無残に殺されていく——。狂気の犯罪者が街に忍び寄る中、アーチェリー部主将の女子高生・マドカが不思議な邂逅を遂げたのは、この世界で最も無力な騎士だった。瑞々しい青春と社会派要素がブレンドされた、ファンタジックミステリー。(裏表紙より)
面白いと聞いていたのを、ようやく読みました。評判に違わずとても面白かった! 女子高生×幽霊×ミステリーです。騎士とか書いてるからもっとファンタジーなのかとびくびくしていたんですが、ちゃんと地に足がついた話だった。そして少し悲しい物語でした。
主人公マドカの、人のつながりがすごく楽しい。次へ、次へとつながって、表立って動いているのはマドカだけれど、みんなでみんなと街を守っている、という雰囲気がとてもいいなー!
ぞっとした事件は、インベイジョンの章。てっきりベッドの下に同居人が……みたいなホラーかと思ったら、もっと凶悪な犯罪だった。それから灰男の章は、アーチェリー持ち出したときキター! と思いましたが、もうどうなるかどきどきで必死に文字を追っていました。
本当に面白かった! 684ページの文庫なのにあっという間でした。
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