読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「きさまの玉座は、血の海に浮かんでいる」皇帝暗殺未遂で捕らえられた男の言葉は、病床から離れたばかりのラインハルトに、重い衝撃を与えた。ヴェスターラントの虐殺——その記憶は、いまだ拭い去れぬ心の傷として彼を苦しめていた。その頃、ヤンを失い、懸命に未来を模索するユリアンたちのもとに、意外な情報がもたらされる。それは、かつての同盟元首トリューニヒトが高等参事官として“新領土”に赴任するというものだった。不穏な空気のなか、新帝都フェザーンでは、人々の間にある噂が流れていた……。(裏表紙より)
そうなったらいいな、という希望と、そうなるかな、とは思ってたけどやっぱり辛いことの二つが起こる巻。
ラインハルトとヒルダは、そうなったらいいな、どうなるだろうか、と楽しみにしていたんですけれど、恋だの愛だの言いそうにない二人が欠けたところを補うみたいにして一緒にいるところはやっぱりいい。尊敬から始まる愛もあるよきっと……。「帰らないでくれ。ここにいてくれ」というのは! 情事のロマンだと思うの!
その後のラインハルトの、ふわふわした様子に振り回される人々の様子がおかしくて楽しい。こういう平和なときもあるんだね……。
ついに、ロイエンタールが死に場所を選んだ、という感じで、どうなるんだろうと思いましたが、勝利するのはやっぱりラインハルトだよね。ミッターマイヤー辛いね……。
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