読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
行方不明の父親を捜すため、倉西美波はアルバイトに励んでいる。そのバイト先で高額の借金を負うハメになり困惑していたところ、「寝ているだけで一晩五千円」というバイトが舞い込んだ。喜び勇んで引き受けたら殺人事件に巻き込まれて……。怖がりだけど、一途で健気な美波が奮闘する、ライトな本格ミステリ。期待のシリーズ第一弾! 短編「たった、二十九分の誘拐」も収録。(裏表紙より)
元々表紙のイラストが好きで気になっていたのですが、ようやく読みました。高校生が主人公のライトノベル本格ミステリ。主人公美波は普通の女子高生だけれど、彼女の親友は、警部が父親の江戸前口調の美少女と、政界財界に顔が利く元華族のお嬢様、探偵役は美波と犬猿の仲である引きこもり大学生と、設定が全面的にライトノベル。美波がすぐ泣くところがなんだかなあと思いはしたけれど、これが高校生の普通の反応だよなあとも思う。
「密室」という言葉に複数の意味を持たせたところが、最後にほろりとしました。
短編の「たった、二十九分の誘拐」がすごく好きだー。死が絡まない日常の謎ものがやっぱり好きなんだなあと思う。オチも好き。
PR
この記事にコメントする