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マクレガー家のダニエルも齢九十、目下の心配は愛する孫娘たちがいっこうに嫁に行く気配がないことだ。弁護士ローラ、医者グウェン、実業家ジュリアはみな美しく聡明な女性だというのに、仕事にかまけて彼氏のひとりもいないときている。経験豊かな祖父のちょっとした親切(・・)が必要か? 曽孫を抱く日を夢見てダニエル・プロジェクトが再び発進。はたして三人に伝統のベールをかぶらせることができるのか!? 世界中を笑いと涙で包んだ名作、初の文庫化。(裏表紙より)
どうやら関連作があるらしい。ダニエルとその妻の物語、その三人の子どもたちの物語があるみたいだなー。これはその子どもたちの子ども、ダニエルにとって孫に当たる女性たちのお話。三つの連作短編です。
短めなので、ちょっと性急すぎるところがあったり、お互いに好意を持つところがあっさりしすぎていたりと印象でしたが、でもやっぱり面白いなあと。ただ主人公たち三人がいとこなせいなのか、みんな「恋になんて落ちない!」「彼は私を愛してない!」と同じようなパターンを辿るのがちょっと残念。
ローラの話は大人っぽくて両親がいい感じに登場していてにやにや。グウェンドリンの話はロマンチックでした。それから、ジュリアの話はなんだか子どもっぽくてかわいかった。
親世代の話も気になります。みんな子は親に似るという感じの話っぽいので。
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