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ふしぎの国の『ポーの一族』 (新風舎文庫 い 170)
『ポーの一族』はなぜ一八七九年に設定されなければならなかったのか——。
もはや少女マンガの枠を超え、芸術作家の第一人者である萩尾望都氏の代表作『ポーの一族』。バンパネラ(吸血鬼)として生きなければならない少年・エドガーを中心に描かれた、哀切に満ちたこの作品には、E・A・ポーやシェイクスピア、そしてマザー・グースなどさまざまな英米文学が織り込まれている。そしてさらに、そこに見え隠れする「アリス」の影。
「一八七九年」からたどり着いたひとつの答え。知られざる「ポーの真実」が今ここに!(裏表紙より)

96ページと短いですが、かなり納得のできる『ポーの一族』論でした。2007年のもので、比較的新しいのがめずらしい。
私の中で『ポーの一族』というと、バンパネラというものは、とか、時間とか生死というものに目を向けがちなのですが、いとうさんはエドガー・アラン・ポーやマザーグース、ふしぎの国のアリスといったものから『ポーの一族』を見ていて、歴史からも引いてくるところもあって、とても新鮮で面白く、興味深く読みました。
何故「1879年なのか」という問いは、面白いなあ。欠陥なのか、そういう年代の数字というものが理解できないところがあって、全然関心を引かれないものだったので、すごくふむふむと思って読みました。
興味深かったです。
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