読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
『ポーの一族』の謎を解明する一冊。新書サイズで普通くらいの厚みがあるのに、筆者がいないというのは変な感じだ。
キャラクターの性格分析があったのが面白いなあ。なかなか女性キャラクターに対する目がシビアじゃないか、と思う。
作品について、一見矛盾がなさそうで結構ある、というようなことを指摘しまくっていたので、この名前のない書き手さんは本当は『ポーの一族』が嫌いなんじゃないのか、と疑っています……。
ちょっと首を傾げてしまったのは、バンパネラって霧に変じられるんだっけ、ということだ。『ふしぎの国の『ポーの一族』』でも書いてあったような気がするところで、そうだっけと首をひねったのです。本物のヴァンパイアはそうでも、彼らが霧に変じたシーンなんてなかったと思うんですが……後で確認しておこう。
しかし書いてあることは自分の中の疑問点を明らかにして払拭してくれる感じだったり、もう一度考えさせてくれたりする内容で、面白い読み物でした。
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