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ゴールドベルグ変奏曲 (HJ文庫)
妙なる調べは視覚となり、紡がれた幻が現実と交錯した時、〈幻奏〉能力者オルガの物語は始まる。至高の奏者・文殊の死は、オルガを監察官・普賢と出会わせる。
事件は二人の距離を近づけ、そして新たな事件は起こる。文殊殺害の真犯人は? ガヴローシュとは何者なのか? 〈幻奏〉が織りなす謎は、やがて意外なる真相へと普賢を導いていく……。
幻想の語り部、五代ゆうアーカイブ公開!(裏表紙より)

世界というものの認識が宇宙の星たちの隅々にまで及んでいる時代。特殊能力者である〈幻奏〉歌手(イリジオニスト)を巡る陰謀と愛の物語、という感じでしょうか。主人公の歌手オルガと、星間監察官・普賢が主役なのですが、この二人の話が、ライトノベルらしからぬ硬派さというか大人っぽさというか。またイラストの鈴木理華さんの絵が素晴らしくてすごくイメージに合っていて。ファンタジックで広々していて、それでいてお話としては広がりすぎず安定した感じがあって、すごく楽しく読みました。面白かった!
陰謀面も踏み外すことなくSFで面白かったのですが、普賢まわりのエピソードが好きだ。オルガとの関係とか、兄、父の関係。彼が彼自身を取り戻していくところはぎゅっとした。
そういう風にものすごくしっかりした話だったので、あとがき読んでたまげた。十九から二十歳くらいにかけて書いただと……。面白かったよー!
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