読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
李隆基の大唐帝国、二度目の全盛期の時代。官僚の父を持つ裕福な青年王弁は、人から見れば自堕落と言えるほど毎日気ままに暮らしていた。ある日里山に住まうという仙人の元へ無理矢理訪れさせられることとなった王弁は、そこで十代半ばの美しい少女に出会う。彼女こそ、強い力を持つ仙人僕僕だった。
一人の青年が様々なものを見ながら緩やかに成長していく。なんだかとてもアニメ映画で見たいなあと思った。
現実の側面である帝国の政策と、夢のようで非現実な僕僕先生と王弁の旅。これは人から神仙から離れていくことも描いているのかなあ。なんだか女の子に振り回されている青年の葛藤みたいな微笑ましいところが随所にあって、終わりはあっさりしそうだなと思ったのに、現実に引き裂かれる辺りはときめいてしまった。
続きがあるそうなので、どんな話になっているんだろうなあと思う。
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