読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

始まりは恐らく、不老不死になる方法が、召喚された悪魔から錬金術師にもたらされたこと。
泥棒カップル、イタリアのマフィア・カモッラの人々、警官、不良ども、ホムンクルス、錬金術師、大勢の人々の出来事が積み重なり、「不死の酒」に繋がる1930年代禁酒法時代のアメリカ、ニューヨークでの馬鹿騒ぎ!
妹のお友達からもたらされて妹がジャンル者になったので妹から借りました。
馬鹿騒ぎの名にふさわしく登場人物があちこちに現れて、偶然に出会って重なっていく様がとても面白くて楽しい!
フィーロが好きだなあ。エニスと結婚するのにそんなかかるなんて。初々しい! みんなキャラクターらしくて楽しいな! 愛すべき人たちっていうのはやっぱり良い。
最初に読んだ時はラストのどんでん返しにびっくりしてすごいと思った。今回は再読なので、どれがどう重なるかを確認。金鉱掘るってすでにアイザックとミリアが言っていた。
アニメも見たけれど、アニメはやっぱり完成度が高いと思う。声優と映像の力ってすごい。
そういえば一巻から誤字があって笑った。セラード・クェーツがセラード・クァーツになってたのを発見。更にエニスとミリアもごっちゃになっているところがある。さすが「バッカーノ!」(笑)
アンケートからのオススメでした。ありがとうございました!
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「グアルディア」
知性機械サンティアゴに接続する生体端末の末裔アンヘルとその守護者、不老長生のメトセラの少年ホアキン。そして参詣団でグアルディア(守護者)と呼ばれる青年JDと謎の美少女カルラ。西暦2643年のラテンアメリカで、サンティアゴの降臨を目指すアンヘルら。彼らと出会った時、JDとカルラは自らの存在の秘密を知る……。
重厚なSF。結構好きです、こういう小説。ただ言い回しや地理が時々難解で、えっと思って何度も読み返してしまう辺り、私の理解力の無さが浮き彫りに(苦笑)
遙かな未来における人々の物語。普通の人間じゃない者たちが登場する。民族差別や紛争は起こっていて、読んでいて苦しい。それぞれの思惑が絡み合い、特にJDとカルラの繋がり、そして歴代のアンジェリカと彼女を取り巻く男たちの繋がりが美しいと思った。