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侯爵と薔薇の花嫁 (角川ルビー文庫)
留学先の教授の紹介で、英国で最も美しいと名高い古城「薔薇の城」で住み込みバイトを始めた夕貴。高貴な美貌を持つ城主の侯爵・レヴィンは、大学で見かけて以来夕貴の密かな憧れの人だ。けれど、実際のレヴィンは複数の恋人を持つ遊び人だった。からかい混じりに自分を口説いてくるレヴィンに戸惑っていたある夜、話し相手にと招かれた彼の私室で、突然雷鳴が鳴り響く。驚いて思わず抱きついた夕貴を、レヴィンは意地悪く「誘うなら抱いてやろうか」と押し倒して…!?(裏表紙より)

ハーレさんでまだお目にかかったことのない無理矢理系だったよびっくりしたー。無理矢理でも、多少は「憧れ」という気持ちがあったのでまあそこまで無理矢理というわけではないのかもしれない。ここまで恋愛だけを書くジャンルもすごいよなーと何故か今日はしみじみ思う。
英国に留学している建築学科の大学生・夕貴と、侯爵・レヴィンのお話。最初に書いたように、びっくりなところから関係が始まる。夕貴にちょっかいをかけてくる貴族がいたり、身分や地位に固執するレヴィンの身内がいたりと、二人の関係は段々と深まっていく。
夕貴がかわいいです。レヴィンも男前です。ラスト周辺、決め手を打ったレヴィンが「ビジネスで手の内を明かすやつがあるか」と言った瞬間、「あーそうかーそうだよねー別に語らんでもいいよねー」とつい納得してしまったのが我ながらおかしかった。
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