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不埒なロマンス小説の書き方 (シフォン文庫)
人気作家である母が書いた原稿を奪われてしまったセシリア。母の担当編集者であるラルフから、代わりに二週間で完璧な原稿を書けと命じられる。小説が大好きで、こっそり書き続けていたセシリアだったが、母のような濃厚なロマンス小説を書くなんて絶対無理! だって恋をしたことすらないんだもの…。だが高級ホテルに閉じ込められ、情熱的なラブシーンを書くための、ラルフの指導がはじまって…!?(裏表紙より)

あとがきで書かれていますが、ヴィクトリアンものでした。ロマンス小説が低俗とか、足首を見せちゃダメとか、髪は結わなくちゃとか。細々したところがいい感じで、ホテルに缶詰にされて作家としての心得を解かれたり、原稿に指導が入ったり、エロスなやりとりがあったりと、面白かった。
強引で俺様なヒーローが、結局ちょっと可愛かったりもして、奔放なロマンス小説家のお母さんとのちょっとしたやりとりや、最後の真相なども面白くて、少女小説とTLのバランスがとても好みでした。
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