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デフ・ヴォイス
時を隔てた二つの殺人。謎は解け、愛だけがそこに残った。
生活のため手話通訳士になった荒井は、刑事事件に問われたろう者の法廷通訳を引き受け、そこで運命の女性・手塚瑠美に出会う。(帯より)

文庫版でも出ているようですが、読んだのは単行本。
ろう者と聴者、だけではない、手話という言語を用いるあらゆる立場の人が登場する話、という印象でした。勉強不足なんですけれども、私はこの分野にかなり疎くて、ろう者の両親から生まれた「聴こえる子ども」がコーダと呼ばれていることを初めて知りました。
そういう風にして、かなり社会的な問題に切り込みつつ、とある殺人事件にまつわる事象を主人公の中年男性が追っていくのですが、手話を用いる人たちの説明がしたいんだという作者の意図なのか、結構説明的な文章が多く、推理というよりは、社会的な話だという印象の作品でした。手話を通じて知ることのできる世界はかなり広いんだということを感じました。
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