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プリンセス・トヨトミ
会計検査院の松平、鳥居、ゲーンズブールの男女が降り立ったのは大阪の地。三権分立のどこにも属さない彼らの仕事は、大阪の秘密を暴くことに。
一方、大阪は空堀中学校の大輔は幼馴染みの茶子と共に、ある決意を秘めて登校する。
これは、三人の大人と、二人の中学生と、大阪の人々の、五月三十一日に至る物語。

これは、すごい。
分厚さもさることながら、世界観とか色々な伏線がすごい。大阪国って! 大人の、男たちのロマンと一致団結がすごい。更に更に、女性の存在も、直接関係ないのにこれほど鮮烈に印象に残るのか! という。人の力ってすごい、を強く感じる物語でした。
みんなが一斉に動き出したところで、読むのが止められなくなって、ぞわぞわしてきて。人々が、長く長くこれほどまでに大切に繋いで受け継いできたものが、こうした形でも確かに現れたことにめちゃくちゃ感動して、うるうるしながら読みました。思い出しても、すごい、と思って、なんでか泣けてくる。
登場する空堀辺りが、結構知っていることもあって、それも楽しかったです。
タイトルのつけかたが秀逸です。もうこの話はこれ以外のタイトルはないと思います。
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