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ブラック・ベルベット―菫咲くころ君を想う (コバルト文庫)
ふわふわでフリフリがなにより大好きな愛らしいファナ。いつも無心で自分を求めてくれた最愛の友を喪ったキリは、その痛みからなかなか抜け出せない。それでもロキシー、神父ハルやグラハム、シュトラールに見守られながら穏やかに旅を続けていくうち、思いがけないハルの初恋を知ることになる。だがそれは、主教の座を巡る陰謀や、自らの過去とも向き合うための先触れでしかなかった……。(裏表紙より)

BB第4巻。この辺りからなんだか面白い気がしてきました。それまでも面白かったんですが、ここからどうなるんだろう! というわくわく感が盛り上がってきた。
親友のファナが亡くなり、打ちひしがれるキリ。そこでハル神父が突きつけたのは、あなたの考えは幼すぎるという言葉。色々考えさせられてしまいました。確かに、国家転覆の考えを持つからには次なる国の理想や、人々を導こうとする何かが必要なのだろうし、だからこそ事態が動いていく。でもキリは私怨なのではないか、力で解決しようとしていないか。
キリはキリで、きちんとした理由を持っているけれど、これはやっぱり私怨でしかないかも、と思います。すっごくすっごく、本人にとっては重要なことなだけに、言い切るのは苦しい。
ホワイトレジデンツ側のルヴィエと、ハル神父の過去と神父の語るルヴィエに、あまりにも差異がありすぎて、ハル神父の方を信頼しているだけあって彼の回想を信じていたのですが、本当は……。そう思うと、すっごく、うまい。私なんかが言ってはなんだけれど、すごく描き方がうまい。
次巻で打ち切りと聞いてしょんぼりですが、続きを見つけたら読もうと思います。
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