読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
容姿が醜いために村人たちから蔑まれ、苦しい毎日を送る秀瑛は、ある日、不思議な鏡を拾う。人の言葉を話し、ときに妖しいほど美しい青年に姿を変える鏡は、「願いの重さの分、命を差し出すなら、どんな願いも叶えてやる」と誘う。悩んだ末に、秀瑛は寿命10年と引きかえに、絶世の美貌を手に入れるのだが…!? 不思議な鏡を手にした少女の波乱の人生を描いた、2009年度ノベル大賞受賞作!(裏表紙より)
友人が貸してくれた本。中華風ファンタジーで、鏡と少女と願いを巡る中編二編が収録されています。
恋愛的な盛り上がりは薄いなあという印象で、願いと代償の辺りがちょっとダークな感じだなあと思いました。シリアスだし、落ち着いて進むし、中編らしい展開の早さでもありましたが、受賞作でこんな雰囲気のお話って珍しい気もして面白かったです。
できれば「傾国の美姫」で一冊読みたかった。文章はとてもきれいで、しっとりしていて、好みの文体だったので、是非長編で。
余談ですが、友人が「どうしてこうなったの!」と言った『気になるところ』も、ああなるほどなあと納得……。段階踏むのって大事だね>友人
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