読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「俺たちと組まないか?」ある日クロゼットの扉がいきなり開いて二人組の天使が現れた。
いじめられっこの高校生・奈々は、つまらない毎日をやり過ごしていた。今日も誰とも話してないし。あの子みたいにかわいくないし……。でも。——奈々はもうひとつの世界「霧王町」では選ばれた存在だった。翼も、頭に輪もない天使たちが奈々を戦いに連れ出した! 異世界アクション・ファンタジー。(裏表紙より)
アクションファンタジーというか、青春、成長ものでした。野梨原さんの「口の悪い」女の子炸裂で楽しかった。
天使によって、あちらとこちらの世界を行き来するけれども、かといって重たいわけでもなく、ちょっとゲームっぽい感覚で読みました。天使、悪魔の謎は深く追求されませんが、主人公の女の子が生きることを見出していくのは、凛としていてかっこよかった。変に説教臭くもないし、教訓じみてもいなくて、清々しかった。
奈々が実は○○していて、とあるから、それまでの出来事が都合のいい出来事だったのかと一瞬絶望したのも束の間。そういえば、奈々は天使ズと出会って変わったのでした。だから彼女が望むように世界は動き始めて、新しい日々を見出していけるんだ。そう思うと、にやっとしてしまう。
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