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春夢の花嫁 珠閣雷鳴 (講談社X文庫―ホワイトハート)
 貧しいながらも町医者として、やりがいを感じて生活していた娘——珠華は、謀略によって、一夜にして王宮で暮らす公主になっていた。
 誰一人味方のいない王宮、わからない作法にとまどい混乱する珠華だったが、持ち前の明るさで、公主にしかできないことをしてやろうと気持ちを切り替える。
 一方、王として自覚のない、若いへたれな春慧は、珠華のペースに巻き込まれ、やがて二人は……!?(裏表紙より)

あらすじではシリアスっぽいですが、「へたれ」という単語がある通り、どこかコメディな印象のある今回の巻。ヒーローが年下弟系へたれってめずらしいな!(花嫁シリーズは男前ヒーローが多い印象なので)
珠蘭公主がたいへんひどかったので、珠華にはがつんとやってほしかった気もしつつ、珠華の王宮での言動は気持ちよかったです。明るく元気な女の子! というのをびしびしと感じたので、気持ちよく読めました。
国王春慧も珠華のおかげでかっこよくなっていっていたので、できればこの続きを読んでみたいな! 年下の女顔のへたれを返上してぜひ珠華を攻めまくってほしい。
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