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花は桜よりも華のごとく  第二幕・月下氷刃 (角川ビーンズ文庫)
「今日からそなたは私のものだ」戦国の火種くすぶる京の都。天才的な能の才を持つ男装の舞姫・白火は名門一座の次期太夫・蒼馬に連れられ嵐山に行くことに。しかし、泉で水浴びをしていた白火は、その姿を美貌の皇子・帯刀に見られてしまう。しかも、彼女を見初めた帯刀は無理矢理白火をさらい、抵抗する白火を「それも一興」と強引に自分のものにしようとして——!?
第8回ビーンズ小説大賞、読者賞受賞の能楽恋絵巻、第2幕!!(裏表紙より)

能楽と恋の和風ファンタジーの第二巻。拉致監禁の上、触られーの抱きしめられーのキスされーので、これはちょっとあれだわあと思いました。そこはぎりぎりのところで止めておこうよ! ヒロインが別の男とキスしちゃだめだよ!! と思いながらも楽しみました。帯刀がこんな風にたいそうひどいので、蒼馬の影が薄いのが残念でした。私が蒼馬が大好きなんだ! 喋り方が好きだ。粋なところが好きなんだー!
白火が「帰りたい」と泣くところは、本当に切なかった。白火はかわいい。それだけに帯刀がひどかった。帯刀は次以降から蒼馬にこれでもか責められればいい! と思っています。
この感想、帯刀がひどいとしか言ってないな!
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