読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!〈特別収録〉中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。(裏表紙より)
初めて読む湊かなえ作品。中でも『告白』は衝撃的だというように聞いていて、最近テレビの「ボクらの時代」に出演されていたので、読んでみようかなーと手に取りました。
面白かったです。うわあああああってなる連続で、最後まですごかった。
一人の死をきっかけに、全員が疑心暗鬼になっていく話かと思ったら、そうではなく、語り手を変え、同じ事件のことを話しつつも、自分の話もするという。自分ことだから、自分が信じていること、正しいと思っていることだけを、自分を弁護しながら話す。それがすごく気持ち悪い(褒めてます)。
ラストに絶句でした。「後悔した」とは絶対に言わない森口先生が怖かった。完全に復讐者の姿になっている気がした。
面白かったです。
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