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妖精とキス (ルルル文庫)
街で占い師をしているノーラに転機がおとずれる。王宮お抱えの神術師の助手になれたのだ! しかし、“王宮お抱え”ともなれば、儲かるに違いないと喜ぶノーラに告げられた仕事は——初対面で、いきなり脱げと迫ってきた美貌の神術師・レノックスの雑用系で!? おまけに、その雑用が勝手に動き回る人形の世話? 突然の非日常とセクハラに振り回されつつ、ノーラが知る新たな世界とは……!? トキメキのラブファンタジー!(裏表紙より)

お金大事な気の強いヒロインが、王宮お抱えの神術師の見習いとなるが、事件が起こって……というお話で、色々詰め込みな感じはありましたが、子どもっぽいのに微妙にしっかりしたヒロインがかわいく、なんだかメルヘンな印象で楽しかったです。ノーラの設定が、妖精を信じているのに幽霊が恐いって、若干矛盾してないだろうかと思いつつ、ドールと戯れるノーラのかわいいこと。
神術で国を支え、国内に起こる異変に対処する神術師。その真実を知るノーラ。と書くとなんだかシリアスなイメージになるかもしれませんが、メルヘンなフェアリーファンタジーだったと思います。あんなにたくさん妖精たちが登場するのに、みんな個性的で楽しそうだった。
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