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夜の帳、儚き柔肌 花降楼シリーズ第三弾 (花丸文庫)
捨て子だった忍は、男の遊廓・花降楼の楼主に拾われ、色子として働くようになるが、おとなしい顔立ちと性格のため、客がつかず、いつも肩身の狭い思いをしていた。そんなある日、名家の御曹司で花街の憧れの的・蘇武貴晃とふとしたことから知り合い、一夜をともにしてしまう。二度と逢うこともないと諦める忍だが、彼はその後も忍の許へ通うようになった。贅沢な贈り物をされ、濃密な愛撫に溶かされるうち、次第に彼に惹かれていくが……!? 綺蝶&蜻蛉の番外編を収めた花降楼シリーズ第三弾!(裏表紙より)

『婀娜めく華、手折られる罪』が第四弾で、これは第三弾。男の遊郭・花降楼の少年たちと客のお話で、『婀娜めく華〜』でも椿に地味だなんだの言われていた忍と、蘇武グループの若様の恋物語です。
この、忍が、かわいそうで儚くて! 派手で華麗な少年たちの中で地味で大人しい娼妓なのですが、いつもお腹をすかせていて、なのにお客のために頑張ろう、自分はお客を喜ばせるものなんだから。明日も頑張ろう、そうして買われたお金で総菜のお魚やお漬け物を買おう……と考えている、本当に可哀想な少年で、思わずぶわっとしてしまいました。ひたむきで、一生懸命で、でも報われない……。どうしてこれが女の子じゃないんだ……!(苦悩)いやかわいいけど。かわいいけど……!(苦悩)
ヒーロー役の蘇武は爽やかな若様のように思えたのですが、あんまり裏が分からない人だったのが残念かなあと思いました。遊び人にしてはしっかりしているし、特に派手なことをするわけでもなく。この人もある意味地味だなと思ったり。
しかし、忍が本当に可哀想で一生懸命でそしてかわいらしいので、とても楽しみました。
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