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リオネス王国の聖騎士たちの横暴とそれを主導していた聖騎士長ヘンドリクセンの魔人族復活を阻止したメリオダスたち七つの大罪と第三王女エリザベス。しかし平和な時間はそう長くは続かず、魔人王の近衛部隊である魔人族・十戒の者たちが目醒める。バンの離脱を始め仲間同士が思いをぶつけ合い、ついに七つの大罪最後の一人も合流し、仲間たちは絆を深めていく……このすべての戦いの始まりは三千年前、とある種族違いの恋人たちの運命とともにあった。
第1期の後、少し間が空いたり、放送時間や局が変わったりして、最後まで追いかけられていなかったやつ。第2期から最後まで一気に視聴しました。
本当に! 最高のファンタジーでした! ここまでど直球にファンタジーをやってくれるとは思わなかった。まさしく「これはいまだ人と人ならざるものの世界が分かたれていなかった古の物語」でした。神と魔と妖精と巨人と人と、その世界が区切りをつけ、次の世界が始まるための物語。
一人ひとりのエピソードが濃すぎてびっくりする。別のメインキャラクターに焦点を当てたらそれだけでちゃんと物語が出来上がるようになっているのがすごい。さらにすごいのは、メリオダスがそれを尊重して、ぶつかるときにはぶつかり、可能な限りは手助けしたり応援したりするところ。譲れないものは譲れないと戦えるところにぐっとくる。
めちゃくちゃすごいのはバンで、いやもうなんなんだよあの献身の塊は!! めちゃくちゃ泣いた。たった一人の愛した女のために不死を生きて、仲間たちと決別もして、けれど大事なときは絶対にそれを選べるやつ。恩人のために煉獄という時間の流れが違う場所で何百年と過ごして、とんでもない力を身につけて、その果てに愛する女を救っちゃうやつ。聖人か……?
情報をまったく入れていなかったのでもう一つめちゃくちゃ泣いたのはメリオダスとエリザベスの運命でした。なんなんだよそれ。永遠に別れ続ける恋人同士とか泣いちゃうだろ!! 最後まで見た後つい第1期第1話に戻っちゃったよ。エリザベスが必死になって七つの大罪を探しに来たときに、メリオダスはもう助けるって決めていたんだろうなあ……。何を思っていたか想像すると泣いちゃう。何度も出会って見送って、それでも出会ってしまう喜びと痛みが……もう……。
上記のエピソードを表現した第4期前期OPの「光あれ」、めちゃくちゃいい曲に最高の歌詞に素晴らしい歌声で。歌詞読んですごく泣いた。メリオダスとエリザベス、登場する他の恋人たちやきょうだいたちのことだよなあ……。
本当に素晴らしい大作ファンタジーでした。これで続編シリーズに触れる下地は作ったぞ!
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