読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
モトゥヌイ島の長の娘モアナは、幼い頃から禁じられた珊瑚礁の向こうの海を思ってきた。ある日島では魚が取れなくなり果物が収穫できなくなってしまったこと、そして祖母の死から、祖母から聞かされてきた女神テ・フィティと半神マウイの物語が真実であること、女神テ・フィティの心を返す「選ばれし者」だと知り、珊瑚礁の向こうの海へ旅立つことを決意する。
めっちゃ涙腺にきたわなんでだろう……。
才能豊かで次の長として有望、けれどさらなる高みへ(外の世界へ)行きたいという上昇志向や、慣習や掟や歴史といったものとどう付き合っていくかという部分を描いていることもそうなんですが、これが神話だということが一番胸にきたかなあ。海の向こうで何が起こったのか、世界が変わった理由を知っているのは、神話の登場人物であるテ・フィティとマウイ、そしてモアナしか知らないんですよね。その女神テ・フィティの古い世界とモアナの新しい世界が出会い、融合したであろうあの額を合わせるシーンにぼろっぼろ泣いてしまった。
テーマソングをすごく効果的に使ってくれるところも胸熱でした。テーマソングのリプライズ、めちゃくちゃ好きなので……。
夜の海でおばあちゃんと過去の人々が現れるシーンはもうすごく美しくて素敵で、たまりませんでした。
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