読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
東京出身のカイは、ひなびた港町で父と祖父と暮らしている。ある日趣味で作った打ち込み動画をアップしたところ、同じクラスでバンドを組んでいる水産会社の一人娘・遊歩と、神社の跡取り息子・国夫にメンバーに誘われる。練習に参加したところ、不思議な歌声を聞いたことがきっかけで人魚のルーと出会うカイ。ルーは、音楽を聴くと鰭が足に変わるのだった。
独特の描写が癖になる。水とか、踊る動きがめちゃくちゃいいと思いました。
一人の少年が自身の将来やいま自分が置かれている環境をどのように受け入れ、乗り越え、決めて歩み出すかまでのお話なので、登場人物がカイに投げかける言葉が見ていて結構きついものがありました。都会のことをまったく知らないまま語る遊歩と国夫が特にきつい。十五歳ってこんなものかなあ。もうちょっと情報が入ってこないものかな……とぐらぐらしてしまった。
とにかくルーが可愛らしかったのですが、犬人魚が……笑 マスコットキャラ的ですごく可愛かったです。
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