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紅霞後宮物語 第零幕 四、星降る夜に見た未来 (富士見L文庫)
 母が死に、小玉、義姉の三娘、甥の丙、従卒として当然という顔をした清喜と四人での生活が始まった。そして、その家に頻繁に出入りする文林……。
 三娘は訝しむ。副官とはこんなに距離が近いものだろうか。小玉に好意を持っているようにしか見えない。そんな彼女の脳裏を、幼き日に告げられた予言が過る。
「あの娘は高き御位にのぼるだろう。しかし、彼女を愛する四人の男によって不運へ進む」
 元許嫁を含め、四人の男はすでに現れている。では、この五人目の男はいったい——?(裏表紙より)

後の皇帝だよ……という気持ちで読みましたが、話のメインは小玉の腹心である清喜です。本編では有能だけれど変人という彼にどんな過去があったのか。
話の流れを大きくしていく感じでなく、個々のエピソードをつなぎ合わせて人となりやその後を思わせる書き方になっているので、なんというか、もうちょっと気持ちを盛り上げて欲しい! と思いつつも、こうした些細な描写が人物におかしみを感じさせて面白いんだよなあ。
あとがきによると、じっくり書きたいというお気持ちがあるようなので、さらに厚みが出るのを楽しみにしています。
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Author:月子
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