読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
とある丘の上にある写真館。一組の夫婦がやってきた。やがて夫婦には娘が生まれ、同じように寫眞を撮りに訪れる。けれど少しも笑わない彼女は、成長して学校を卒業しても結婚しても笑わず、戦争で息子を失っても泣かず……。短編アニメーション。
台詞はなくて、映像だけ。ピアノ曲がずっと流れています。短いけれど、とてもとても、優しくて切なくて、あたたかい作品でした。写真館のご主人が、とても優しい人で、最後までにこにこしていて、いい人だというのがにじみ出ていてそれだけでうれしい。そして、ずっとむすっとしている娘さんが、すごくすごくかわいいし、切ない。笑わないけれど泣きもしないんですよね。強いというのか、なんというか、見ていて「どんな気持ちなのかなあ……」と想像すると切なくなるんです。
映像がとても綺麗で、アニメーションなのになんだか絵本や写真のような印象の作品でした。
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