読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
8歳で発達障害と診断された僕が、なぜ自分の才能を生かす場所をみつけて輝けるようになったのか。同じ障害がありながら、いつも僕を信じて導いてくれた母。そしてアメリカの「発達障害」に対するおおらかな環境と、学んだ英語が自信を持たせてくれたこと。されて嫌なことを人にはしないと決めた、人として愛される生き方など。ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し、モデル・タレント・役者として歩んできたこれまでの道のりを語る。母、主治医、友人・又吉直樹氏のインタビューも収録。(カバー折り返しより)
発達障害があると公表した栗原類さんの、幼少期から今までの生活や取り組み、家族からの支援などについて書かれています。どう生活していくか、何に気をつけていくか、というのを自分のことをよく知って、周囲も知ってもらっている、ということがよくわかりました。よく分かったからこそ、すごいなあ……と思う。疲れると判断力が鈍るからなるべく早く切り上げなければ、周りに迷惑をかけてしまう。だからちゃんと気をつける、と誰にとってもすごく難しいことをちゃんとするって、すごい。
ADHDのお母様もすごい。息子にとって何を伸ばせばいいのかを見極めて、やらせて、見守って、社会生活において重要なことはミミにタコができるほど繰り返す。理解と、支援と、見守ってくれる人の存在があれば、発達障害の人は自分の努力でもって苦手の大部分は克服できるんだな。
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