読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
神山高校一年の折木奉太郎は、姉の謎めいた手紙の指示で「古典部」なる部に入部することになる。何事にも積極的に拘ろうとしない彼の日常は、このことによって千反田えるや福部里志、伊原摩耶花たちとの関わりで騒がしくなる。そんな彼らがぶつかった大きな謎、それはえるの失踪した伯父と古典部、そして神山高校にまつわるもので……。
原作読了済みで、アニメも視聴済み。
実写版は大きな変更は特にない感じかな、という印象。原作の淡々とした雰囲気に忠実、ではあるんですけれど映像にすると小説を読むより淡々としすぎていて、読みながら気持ちを盛り上げていくように、映画を見ながら感情を昂らせていくことができなかったのが残念だったかな……。事実がわかって、こうじゃないかと考えて、こうだったのか! 自分の中での気付きが生まれにくいというか。
真相自体はやっぱりすごく面白いと思うし、やるせなさもあって好きなんですけれど、実写はあまり向いていなかったんじゃないかなあという印象が拭えず。地味なんですよね。お話はそれがいいんですが、映画作品だと映像が面白いかも大事なんじゃないかと思ってしまう。
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